木製梱包材を使用した包装で輸出する場合には、国により熱処理(木材燻蒸)や薬剤処理など定められた処理方法で処理された木材、もしくはNO WOOD(非木材)として判断されている合板(Plywood)LVL材(Laminated Veneer Lumber)を使用した梱包方法でないと入国できません。これにより弊社では、輸出用梱包材生産者登録をしておりニーズに応じた梱包、手続きが可能です。
■木材燻蒸
梱包材は通常製材されたままで未加工の木材が使用されている場合が多く、病害虫が寄生している危険が高くあります。植物やその生産物が国際間を移動するのに伴って、植物を加害する病害虫が新たな国や地域に侵入・蔓延することを防止し、その国(地域)の農業や緑の資源を守ることを目的として国際植物防疫条約(International Plant Protection Convention:IPPC)に基づいて実施(熱処理・薬剤処理など)をしているものです。
■非木材
合板(Plywood)・・・・合板とは、木材を薄く広く層にしたものを目の方向を変えながら何層にも接着で張り合わせ、一定の強度を持たせた1枚板のことを言います。建材でも広く使用されております。
LVL(Laminated Veneer Lumber)・・LVL材は単板積層材と言いまして、これは薄くカットした単板を何層にも接着して角材にしたものです。合板、LVLとも、製造方法はどちらも接着による張り合わせで出来て入るのが特徴で、加工品となるので梱包の際の輸出検疫規制上は、両方とも非木材扱いとなります。 |